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★彡 10月初めの火星シーイング悪化を招いた原因について

シーイングが急激に悪化した10/04(UT:10/03)以降、全く晴れませんね。このシーイング悪化に何が影響したのか確かめるために、Windyや天気図の変化を較べてみました。

★火星像とWindyの7日間変化(UT: 09/26-10/03)








★同上期間の天気図変化


■火星像のシーイング悪化(①~④)
①、②は比較的良好なシーイング。③、④で急激に劣化したのがわかります。

■WindyのOXΔだけでは説明できない
この原因としてまず思い付くのは、Windyの500hPaの悪化(②O→③Δ→④X)です。
けれど、それだけだと500hPaがXの①の比較的良好なシーイングが説明出来ません。WindyのOXΔで説明可能だと考えていましたが、現象はそう単純ではないようです。

■気圧配置の変化による悪化がより大きい
天気図で①と④を見比べると以下の大きな変化があることに気付きます。

(i)シベリア高気圧が急発達し気圧が急勾配化
    →(a)偏西風が集中し、各層で暴風化
(ii)気圧勾配による寒波の波及
   →(a)温度差による上下昇降の乱流化
   →(b)北西風による山風化@関東

■むりやりのまとめ
④では、大陸高気圧の発達による寒波襲来でシーイング悪化が起きているようです。

寒波によるシーイング影響は幾つか考えられます。
・(i)(a)はWindyに織り込まれ済みです。OXΔ判定に頼らずパターンそのものを見ると、④では500hPaに限らず全層で暴風化していることがわかります。
・(ii)(a)は鉛直方向の流れなので、Windyでは表現できないものです。Windyには現れてこないシーイング悪化要因を敢えて想定してみたわけです。この影響としては、像の動的な歪みやピントが掴めなくなるようなシーイング悪化が予想できます。
・(ii)(b)は関東特有で3000m級の山並みを渡る北西からの乱流によるものです。惑星本体が飛び回るような酷いシーイングとなります。今回これは見られませんでした。今回のシーイング悪化は関西からも同様に報告されており、(i)(a)/(ii)(a)が支配的だったのかも知れません。

いずれもアマチュアには計測手段も無く、実体把握が難しい項目です。知見のある方のご意見を伺ってみたいと思います。



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