ブログパーツ ★多摩の星空 ★彡 シュミカセ主鏡の温度モニター(6); 初めての実機テスト
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★彡 シュミカセ主鏡の温度モニター(6); 初めての実機テスト

※グラフを一部見直しました。


木星撮影がてら温度センサーによる初めての実機テストを行いました。撮影はシーイング不良で不作でしたが、温度モニターが結果を残しました。


■テスト内容
今回の狙いは、(1)主鏡-鏡筒 間の温度差モニターの機能評価 と(2)フォーカサー直列ファンの冷却能力の把握 です。要は、温度モニターが期待通り動いていることの確認です。


①屋内保管の鏡筒を夜 屋外(ベランダ)に設置。
②温度順応なしでフォーカサー直列ファンON。
③温度センサーにて温度を測定


■測定結果と分析
(1)温度差モニターの機能評価
2組の熱電対(T1,T2)の測定値の差分はほぼ0℃です。(数分眺めると0.1℃の差が表示されたりしますが、測定誤差なのか実際そうなのか判定できません) 1℃を超えるような測定誤差を懸念していましたが、全く問題なくひと安心です。


(2)主鏡T2-鏡筒T1 間の温度差モニター結果


▶︎鏡筒/主鏡の温度経過グラフ
悪天候続きで屋内保管していた鏡筒ですが、この日 日中は暖かくテスト開始前で既に2.4℃の温度差がありました。夕方には鏡筒温度は下がったものの、鏡筒内には昼の熱が篭っている状態でした。


屋外に出すとたまたま外気温度と鏡筒温度は近く、コールドショックなしに鏡筒温度は25℃前後で落ち着きました。主鏡温度は直列ファンの効果でゆっくり下がる様子が見てとれます。


▶︎主鏡-鏡筒 温度差グラフ
初めて見る主鏡-鏡筒 温度差グラフ(下段)ですが、予想外にうねりながら低下しています。このうねりの原因は、外気温度の変動や風の影響による鏡筒温度の変化のようです。鏡筒を断熱材で包むと良いという話を思い出しました。


肝心の冷却能力ですが、グラフから -0.2℃/10minと読めます。期待値(ざっと-1℃/10min)の数分の一でした。僅か2℃ちょっとの温度差解消に1時間超えはショックでした。


■シュミカセ温度順応の"常識"と実体
これまでシュミカセの温度順応についてあちこちで見聞きしてきた"常識"は以下です。


①接眼部開放で放置; 最低1時間
②ファン使用(鏡筒排気ファンSなど); 最低20分


ただし①でも最低数時間という説もあり、温度差を明示しない分とても曖昧なものでした。
今回温度モニターをしてみた結果これまでの常識は楽観的過ぎて、実体はその3倍程度と見た方が良さそうです。


■まとめ
・新規投入した温度センサーは主鏡温度モニターとして十分機能することを実証しました。
・現状直列ファンの温度順応は、コールドショックなしの条件で -0.2℃/10minでした(コールドショックありとも比較が必要)。あらためて撮影中も常時オン可能は大きなメリットです。
・温度順応速度の向上は今後の課題です。


(つづく)



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