C14 on an EM-200(3); 15cm延長シャフトでは⁉︎

C14 on an EM-200 のつづきです。

ネット公開されている唯一実践例では50cmの超延長シャフトがキーでした。見た目いつか折れそうで心配ですね。

ここでは実用的な上限に近い手持ちの延長シャフト(15cm)でC14を載せられないか机上チェックしてみました。

まとめの表を再掲します。



以下表の説明です。

■C11搭載のためのモーメント計算
3行目と4行目がC11搭載のために用意した手持ち延長シャフト(15cm)のモーメント計算結果です。

【3行目】純正シャフトの場合
この行は純正シャフトの実験の結果です。C11; 14Kgには、標準の錘2連(5+5=10Kg)では足らず、錘; 6.5Kgを追加し3連(5+5+6.5=16.5Kg)とします。純正シャフト; 42cmとしてE列; モーメントを求めます。F列; 許容鏡筒重量はC11; 14Kgとおきます。D列: 延長=-8cmは追加の錘(6.5Kg)がシャフト先端まで8cm残してバランスしたことを示してます。

【4行目】延長シャフト(15cm)の場合
延長シャフト(15cm)を使えば、標準の錘の2連(5+5=10Kg)だけでC11を載せることができます。比例計算でF列; 許容鏡筒重量=14.2Kgとなります。(この結果、錘のスライドだけでFSQ ⇄ C11換装が可能となり大変便利です。これがこの延長シャフトの目的でした)

■C14搭載のためのモーメント計算
【6行目】50cm 延長シャフト
世界唯一の実践例も計算しておきます。2連の錘(12Kg=5+5+2※)と延長シャフト(45cm)の組合せでF列:許容鏡筒重量=26Kgが得られ、確かにC14: 22Kgが載るのです。

※追加2Kgは、延長シャフトの推定重量

【7行目】15cm延長シャフト
さて本論です。
今度は初めの3連(16.5Kg)の錘と15cm延長シャフト(実質は22cm延長※)の組合せのモーメント計算です。

長さが足りず搭載不可の結果も想定していたのですが、F列: 許容鏡筒重量=26Kgとなり、15cmでもC14を載せることが可能のようです。

ただし注意事項があります。G列: 赤道儀荷重=38.5Kgが許容仮定値34Kgを1割強ですが超過しています。タカハシの公称値17Kgは実力より控え目と言われます。さらに惑星撮影の要求精度は、いわゆる撮影精度ではなく眼視精度で充分でしょう。であれば1割強の超過は許容できるのではとも想像できます。

(※追加の錘は、固定ネジ位置が錘上端にあるため延長シャフトの先端部から+7cm程降ろして固定できる)

(注)
より厳密には鏡筒口径の増加による鏡筒のモーメント増加を考慮する必要があります。試しに当たってみると、C11→C14での口径増; 4cmによる鏡筒のモーメントの増加率は4÷ (16+18) ≒ 1割と見込めます。

F列: 許容鏡筒重量=26Kgは22Kgに対して2割程度の余裕があります。したがって口径増による鏡筒のモーメント増加を加味しても表の判定結果には影響しないと考えられます。(赤緯軸中心↔︎アリミゾの距離; 18cm、C11外形半径; 16cmとした)


■C14 on an EM-200 の可否への結論
以上の簡単な計算では1割強の過積載さえ許容できれば、EM-200にC14も搭載可能に見えます。気がかりは日欧米含め15cm延長シャフトの搭載は前例が無いということ。仮定値34Kgの妥当性も心配ですし。

メーカーやショップに問い合わせても過積載なら無理だと言われるだけでしょうね。確実にEM-400購入を勧められそうです。

結論には至らず考えあぐねていたところ、タカハシのパンフにEM-200に鏡筒+錘で堂々の数値37Kgを積載した例を見つけました。(μ-250CRS鏡筒; 12+5Kg+錘4連; 20Kg)
やはりポテンシャルはあるんですね。ならば38.5Kgだっていけそうな気がします。


割と普及している15cm延長シャフトでの搭載の前例が世界中見ても全く無いのが唯一気がかりです。バランスだけすれば良いというものでもないですしね。強度的にはロングシャフト交換はしておきたいですね。

これにはタカハシが追加仕様対応しています。

(つづく)

人柱にチャレンジは止めておきます。
我慢、我慢、、、


関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

アクセスランキング
最新記事
最新コメント
カテゴリ
プロフィール

★多摩の星空

Author:★多摩の星空
多摩の星空や風物をご紹介します。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
ブログパーツ