今年も凄かった 東京都 本選 (小学校の部)(2/完); Nコン2016

さていよいよ開演です。
(本稿前後篇に分割しました)


■東京都コンクール本選を採点すると
演奏を聴きながら次の観点から個人的に採点をしてみました(笑われそうですが)。

★採点方法
①(自然な)発声 ; 5点満点
②言葉(の発声) ; 5点満点
③ハーモニー ; 5点満点
④ディナーミク; 5点満点
課題/自由曲それぞれ5x4=20点満点。
合計40点満点で採点(重み付けず)。

補足すると①は「子供らしい、自然で伸び(抜け)るような発声か?」です。これがまず最初で一番大事な項目です。もう少し点数配分しても良いくらいです。残りの3つは説明不要と思います。


2階左ウィングから見た開演前のステージ

■採点結果
以下は今回の個人的な採点の結果をもとに、上位8校から各賞の候補校を挙げてみたものです。実際の審査結果との差分がわかるように、矢印の先にはコンクール審査結果を併記しました。

【注】表記方法
(順位) 課題曲採点/自由曲採点 Σ合計点

金賞候補3校
(1)20/20 Σ40白金小 ➡︎金賞
(2)20/19 Σ39上柚木小 ⇒銀賞
(3)19/19 Σ38七生緑小 ➡︎金賞

銀賞候補2校
(4)17/18 Σ35大岡山小
(5)16/19 Σ35鶴川第二小 ➡︎金賞

銅賞候補3校
(6)16/18 Σ34油面小
(7)15/19 Σ34光和小 ⇒銀賞
(8)16/16 Σ32中目黒小 ➡︎銅賞

金賞については上柚木小学校の当日仕上がりが良く金賞候補と思いましたが、鶴川第二小学校が金賞で上柚木小学校は銀賞となりました。それでも金賞銀賞はプロの方々の採点結果と案外似通っていると思いました。鶴川第二小学校や光和小学校への評価に少し違いがありますが、これは採点方法①の「子供らしい、自然で伸び(抜け)るような発声か?」の解釈の幅からくる差のような気がしています。

■付記
★星美学園小学校
昨年の銀賞校です。今年は課題曲の仕上がりはまずまずでしたが、自由曲が難しかったのかその完成度が残念でした。

★七生緑小学校
全国大会を含めて昨年の金賞校です。千両役者ぶりというか今年も安定した演奏に感じました。ただその発声は抜けという点で少しくぐもった感じが残念でした。課題曲、自由曲通じてそう感じました。今回の演奏はまだ本調子ではなかったようです。

★上柚木小学校
後半のトップバッターでしたが、豊かな声量と練度の高さが課題曲、自由曲ともに想像を遥かに超えていました。実際には銀賞でしたが、当日の仕上がりが素晴らしく、個人的には午前中の七生緑小学校の出来栄えを超えていたように思いました。今年東京都唯一の"中核市"となった八王子は甲子園といい学校の当たり年かと思いましたが。

★白金小学校
昨年の本選敗退のリターンマッチとなりました。また今年はピアノ伴奏者が変わりました。昨年の丸山先生の指揮は左手を下から持ち上げる仕草で子供たちの発声をドライブする印象がありました。今年は反対に課題曲などで右手で制止する仕草が印象的でした。「ここはまだ。もう少し押さえて」とでも言うようで子供たちの声のコントロールが自由自在な感じです。子供たちの演奏は余裕のある仕上がりで、先生も満足げでした。昨年の予選同様、今年は本選も凄かった。見事な金賞です。

★光和小学校
昨年の金賞校。今年は課題曲演奏が少しスケールが小さく感じられました。しかし、自由曲では無伴奏で声を響かせる快演で銀賞となりました。

★大岡山小学校
かつてのコンクール常連校の登場です。松田先生は油面小学校から丸山先生と入れ替わる形で来られた先生で、油面小学校での合唱指導でも実績のある方でした。今回は優良賞でしたが、私は銀賞候補と評価しました。

★講評; 自由曲が充実
先ほどの採点結果でも顕著に表れましたが、課題曲に比べて、自由曲の仕上がりの高さが目立ちました。講評の先生も身の丈にあった自由曲の選定と完成度の高さを褒めていらっしゃいましたね。

★講評; 課題曲が「課題」曲
講評の先生がおっしゃった言葉が的を射ている気がしました。今年の課題曲はやはり難曲でした。

「課題曲の披露演奏で声が続かないのは初めて観ました」と以前書きましたが、本選出場校は「そこをこえよ」のピーク発声を見事に克服していました。子供たちの積み重ねた練習努力を実感しました。

「僕らのエコー」のタイトル通りにパート掛け合いがエコーする様の表現は、強靭なハーモニー、ディナーミクを要求します。難曲であり名曲だと思いました。

★Hisayo's Deep Blue
合唱指導法以外で丸山先生が広めたセンスのあるものに、上品なお揃いのお馴染みの衣装があります。今年の会場には先生が指導された3校が揃いましたから、白いブラウスに特徴ある濃紺のショートリボンや蝶ネクタイの服装の子供たちで溢れていました。決して華美ではありませんが上品でオシャレです。

以上、今年の東京都本選の12校の演奏を堪能させて戴きました。
ご参考まで

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