C11副鏡アライメント(8/完); 晴れて撮影、光明射す !! .... v (^ - ^)

<副鏡アライメントの終了稿>
■まとめ
7月29日は待望の夏の星空が広がりました。でも好天は一日だけでまた天気が崩れ向こう一週間ほど星空に恵まれないようです。

なので副鏡角度調整の成否の判定を29日中に行なうことに集中しました。分解後の副鏡ユニットの光軸調整を極力短時間で済ませ、光学系の改善効果の有無に当たりをつけます。そして土星がまだ高いうちに動画撮影を一本行い、撮影結果で成否判定しました。

結果から書くと、... v (^ - ^)
解像力不足が悩みの種だった現有C11ですが、副鏡角度調整でその光学系が本来のレベルに復活したと判断しました。副鏡回転事故のけがの功名なのですが、長く続いた闇を抜け光明を得て至福の気分です。

副鏡角度調整の首尾は上々のようです。すでに惑星シーズンの終盤ですが、今まで取りこぼしていた火星のシャープな像の再トライをしたいと思います。補正板の調整は暫く様子見です。

参考データ
●土星 JST: 2016-07-29 22:24:11
222411-3-re-ai2.png
C11, PowerMate x5, ADC, ASI224MC, 175s@31fps, IR cut, North up
------
Diameter=17.52"
Magnitude=0.33
CMI=44.2° CMIII=49.9°
Binning=2x2
ROI=652x488
Shutter=31.86ms
Gain=413 (68%)

低空の気流の揺らぎの影響を極力避けるためにBinningでシャッター速度を上げています。光軸調整を程々の時間でまとめましたが、撮影時刻(22:24:11)は南中から2時間も経過してしまいました。土星の高度はすでに低空(高度20数度)のためまともに写ることは期待してなかったのですが、たった一回3分の撮影でアッサリと写りました。

リングのエッジは以前よりかなりはっきりして、空隙もかろうじて全周で分離しています。Wavelet処理は特定レイアーのバーをわずかにスライドするだけで像が見違える程くっきりし、これまでの土星画像処理での苦労が笑えるようでした。この結果は低空としてはまずまずのシーイングとやはり復活した光学系のおかげだと感じます。

シーイングを見て頂くために、撮影動画の最初の10秒をアップしてみました。当日のシーイングの様子が言葉よりわかると思います。スマホでは画質が落ちますので是非PCでご覧下さい。480Pで非-全画面表示がお勧めです。


【10秒動画】低空の土星

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①; 光軸粗調整(デフォーカスリング)
8o-cut-ai.jpg

画像は調整途上の焦点外像です(コントラストの強調処理をかけています)。最初に見ていつもとの違いに気づきました。中央輝点の周りにしばらく見えなかった幾つもの干渉リングが見えるのです(うっすらと写っています)。この時点で副鏡角度調整で撮像の大幅改善があることが予想できました。

② ; 光軸微調整(ダンカンマスク)
Duncan mask

画像はダンカンマスクをつけた焦点内外像、焦点像です(実際は3つのバーがそれぞれがユラユラ揺れています)。

③; 7月29日 天気図


追記; 土星撮影での判定
明るい3つの惑星(火星、木星、土星)のうち今回撮影対象の土星は他に比べ不規則な模様の少ない回転対称に近い姿をしています。副鏡角度による光学系の乱視の改善/改悪を見るには土星は最も適しています。


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