RegiStaxのフラット補正;センサー汚れの緊急避難策

惑星撮影に用いるセンサーのプロテクトウィンドウに付着した汚れは困りものです。原則はクリーニングして丁寧に取り除くことですが、緊急避難法としてRegiStaxのフラット補正を試してみました。

◼︎フラット補正画像
図は、フラット補正用の動画をRegiStaxで読み込んだ時のスクリーンショットです。動画は予め薄紙で覆った鏡筒を日中青空に向けて撮影したものです。最初のフレームが表示されていますが、赤い丸で囲んだのがプロテクトウィンドウのヨ汚れです。注意をしていても露などのせいでしょうかこのような汚れが付着してしまいます。



フラット補正画像の作り方は簡単です。この状態でFlat/Dark/ReferenceタブのCreate Flatfield を選択すればアライメント動作なしの全フレームがスタックされフラット補正画像(Flatfield)が生成されます。これをモノクロ化してbmpやpngの画像フォーマットで保存すればフラット補正画像の完成です。私はWaveletタブでモノクロ画像生成機能を利用しています。



改めて掲載するまでもありませんが、下図が得られたフラット補正画像です。



◼︎フラット補正の実行と効果確認
フラット補正を実行して効果確認をします。もう一度フラット補正用の動画をRegiStaxで読み込みます。次に先ほどのFlat/Dark/Referenceタブに戻り、Load Flatfieldで保存したフラット補正画像を指定します。その結果グレーアウトの表示だったUse Flatfield に指定した補正画像ファイルが黒文字で表記されます。



以上で補正ファイルによりフレームごとに補正が行われます。下図は最初のフレームのスクリーンショットですが、冒頭のスクリーンショットで赤丸で囲んだ汚れが除かれているのが確認出来ます。緊急避難方法として使えると思います。



補足)センサーの汚れは最後は消える?
惑星撮影の場合は惑星が視野を動きまわるので、RegiStaxなどのアライメント時に汚れも空間平均化されスタック結果では消えて見えることもあります。ただしシーイング良否変化などで特定の時間区間のみがスタック候補に残るような場合はスタック結果にちゃんとその汚れが写ります。特にレンズクリーナなどによるプロテクトウィンドウの拭きムラなど面積のある汚れは必ず影響が出るようです。センサーのクリーニングを疎かにしてはいけないのです。
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